実務翻訳のススメ



このコーナーでは、翻訳に関するコラムや、受講生からの質問など、実務翻訳のスキルアップにつながる内容をお届けしてしています。

実務翻訳のススメ トップへ

  

~実務翻訳と学校英語の違い~

翻訳家を目指す方の多くが「英語」が得意であったり好きであったりすることでしょう。
実際に、受講を検討されている方からのこんな質問が多くあります。
「私は英文科を卒業していますが、プロの翻訳家になるまでにどのくらいの期間がかかるでしょうか。」
「私はTOEIC○○○点を持っていますが、どのコースから受講したらよいでしょうか。」

ここでは、これまで学んできた「英語」と、「実務翻訳」の違いを当センターの講師に聞いてみましたのでご紹介します。

アメリカ国内で使用された以下の文を例に、実務翻訳と学校英語の違いについてみてみましょう。
Japanese Prime Minister Shinzo Abe and President Barack Obama held telephone
talks Thursday.


文法も単語も中学校レベルのものですね。それでは早速日本語にしてみます。

学校英語の場合:
「日本の総理大臣の安倍晋三と大統領のバラクオバマは、木曜日に電話会談を開いた。」
これで100点ですね。
「Japanese」も「Prime Minister」もしっかり訳されていますし、「held」も「開いた」と訳されています。英語の先生は100点をくれるでしょう。
「President Barack Obama」を「大統領のバラクオバマ」とするのか、「バラクオバマ大統領」とするのかについて、学校英語の場合先生は特に気にしないでしょう。

実務翻訳の場合:
訳す前に、実務翻訳のポイントを3つ確認してください。
①文章の読み手と目的にあった文体・表現がある
②一度読めば理解できる文章にする
③誤解のない文章にする──解釈は1つだけ
以上3つのポイントを踏まえた上で翻訳すると…

「安倍総理は木曜日、オバマ米大統領と電話で会談した。」

となります。学校英語と比べて、とてもスッキリしていることが分かりますでしょうか。
ここでは、(和訳する時点で)読み手が日本人であることを意識して、「日本の」を割愛しています。また、「電話会談を開いた」を「電話で会談した」と訳していますが、学校英語では「hold(held)」の意味を覚えてほしいので「開いた」が「正解」とされるのに対して、実務翻訳では「会談」を動詞にしてしまっても「不正解」ではありません。
さらに、「大統領」のように一般的に使用されている用語を使った点も実務翻訳の特徴のひとつです。
(試しにインターネットで「"オバマ大統領"」と「"オバマ米大統領"」を調べて、その検索結果数を比べてみてください。
※フレーズ検索の場合は、" "(コーテーション)を使用します。)

以上は一例ですので、文書の種類(ニュース記事、論文、PR文、公文書など)によっても訳は若干変わりますが、ここでお伝えしたかったことは…
学校英語(TOEIC/ TOEFL/英検)の点数と翻訳力はイコールではない
ということなのです。

list page 

資料請求・お問い合わせ・
お申し込み

フリーダイアル

資料請求・お問い合わせ
受講お申し込み

翻訳能力診断テスト

翻訳家になるための お得なパックコース

映像講座

ポストエディット講座

英語 表現辞典

受講料の1%がワクチンに。

映像講座 基礎から学ぶ実務翻訳(英→日)のイメージ

英文法大全

翻訳事業部

MRI語学教育センター on Twitter

PageTop