実務翻訳のススメ



このコーナーでは、翻訳に関するコラムや、受講生からの質問など、実務翻訳のスキルアップにつながる内容をお届けしてしています。

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段々寒さも和らいで来て、春が待ち遠しいこの頃です。
今回のコラムでは、当スクールの通信講座で添削を担当する阿部典子先生に、ご執筆いただきました。長きに亘り多くの受講生の訳文に触れてこられた阿部先生。今回は、「STEP1、2」を受講する中級者以上の受講生に向けてのメッセージをいただきました。

訳文を仕上げるときに

日々、受講生の方々の課題の添削を行っていると、「翻訳の仕事につなげたい!」という思いが伝わってきます。できればどの方にも高得点を差し上げたい気持ちになります。そこで、課題に取り組み、仕上げるときに気を付けるとよいポイントを挙げてみたいと思います。

まずは、課題を訳し終えたら、「英文を忘れて本や雑誌の記事を読む意識で読んでみる」ことです。これが、簡単なようで難しいのです。訳し終わるとどうしても、「できた!」という気持ちになってしまいますので。

修飾語と被修飾語、主部と述部はできるだけ近づけたほうが読みやすく、誤解のない文になります。これらが離れすぎていると、係り受け関係が明確にならなくなり、読み手が、何度も読み直さないと理解できない文になる怖れもあります(読み直しても理解できない文になる場合さえあり得ます)。
また、読み直してみると、和文なのに、まるで英文を読んでいるように英文が透けて見える文になっている場合もあります。特に、英文によくある無生物主語構文などは、典型的な例ですね。
上記のことがらは、自分が訳した文であることをいったん忘れて、人が書いた文を読むつもりで読んでみると、「変な文だな」「意味がはっきりしない」など、気づくことができると思います。

一方で、原文と訳文を突き合わせてみることでしか確認できないこともあります。
たとえば、原文の情報が過不足なく訳されているかどうか。いくらなめらかな日本語になっていても、原文の情報がもれなく正確に訳されていなければなりません。訳漏れ・誤変換は見直せば防ぐことができます。

もし時間があれば、訳文をプリントアウトして、次の日に読んでみることも非常に効果的です。パソコンのモニターで見るのと違って、客観的に読んでみることができますよ。

見直しを丁寧にすることは、忍耐力が必要ですし時間もかかるので、面倒に感じるかもしれませんが、翻訳を仕事にするようになってからも必須の作業ですので、学習段階から、丁寧な見直しを習慣づけられるといいですよ!

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