実務翻訳のススメ



このコーナーでは、翻訳に関するコラムや、受講生からの質問など、実務翻訳のスキルアップにつながる内容をお届けしてしています。

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Q&A(英➡日)『timely』の訳語で悩んでいます。

今週末からGWですがいかがお過ごしでしょうか。
まとまった時間で、学習を進める予定の方も多いかもしれませんね。
さて、今回のコラムでは、受講生からいただいたご質問と、講師からの回答をご紹介します。
『timely』の訳語で悩んでいます。
専門用語としてではなく一般的な言い回しで、『どこまでを横文字(カタカナ)で訳し、どこからを日本語に訳すのか』、の線引きがはっきりわかりません。
例えば、「タイムリーな話題」と訳すと、英語が不得意という人には、今ひとつ不明瞭と言われることがあります。
目安などがありましたら、教えてください。

この言葉はカタカナ表示で、そしてこの言葉は必ず日本語に訳す、というような線引きはないと言えます。あくまでも文章の流れの中で考えたほうが、その文章がわかりやすくなります。
目安にするのは、その文献が一般的な(専門家のみを対象としているものではない)ものか、あるいは学会向けのような専門家対象のものか、という点です。

例えば、「タイムリー」は一般的によく使われますが、比較的固い表現が並ぶ専門的な文献では「適時に」のほうが文章の流れに合います。一方で、ホームページに記載される文章の場合は、一般向けなので「タイムリー」のほうがわかりやすくなります。

気をつけなければいけないのは、もともとの英語の意味と日本語になった言葉の意味が、若干そのニュアンスを異にする場合です。 例えば、「インパクト」を私たちが普通に使う場合、「あの人の格好はインパクトがあるよね」とか、「あの時の彼の活躍はインパクトがあった」のように、びっくりした感じや、あるいはどちらかと言えば良い意味に使うことが多いのではないでしょうか。

ところが英語では、negative impactという表現もあります。「悪いインパクト」があるという表現は、日本語にはなじみません。そのためこの場合には、インパクトをそのままにせず、日本語に訳したほうがよいとなります。

実際の翻訳作業においては、「かえって、日本語にしないほうがわかりやすいのでは……?」と考え始めると、どれもこれもそのままの方がよいような気がしてきて、わからなくなってしまうこともありますね。まず、完全にそのままでよい言葉(例、コピーする、アンケートに答える等)や専門用語以外は全て日本語にする、というつもりで訳し、出来上がった訳文が原文に忠実で、かつ日本語としてわかりやすいかという点を十分に検討するのがよいかと思います。

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