実務翻訳のススメ



このコーナーでは、翻訳に関するコラムや、受講生からの質問など、実務翻訳のスキルアップにつながる内容をお届けしてしています。

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オリンピックに心が熱くなる毎日ですね。学習にも熱が入るよう、3月より春の翻訳学習応援キャンペーンを予定しております!
さて、翻訳にまつわる各職種担当者からのミニコラム「実務翻訳のススメ」第38弾。
今回は翻訳コーディネーターが執筆いたしました。

よい翻訳物とは

※本コラム内の「翻訳物」とは、翻訳者からコーディネーター(翻訳会社)へ納品される際のものではなく、コーディネーターからクライアントへ納品する際のものをさします。

 「よい翻訳物」と聞くと、どんなものを想像するでしょうか。美しい外国語(または日本語)であることが求められるのでしょうか。それとも難しそうな単語を巧みにつかいこなしていることがその条件となるのでしょうか。

 結論から述べると、翻訳物に絶対的な「正解」はないと思います。もちろんミスや訳抜けがないこと、また納期やコスト面でクライアントが提示する条件に合っていることは、最低限求められています。しかし発注者であるクライアントが「よい」と感じる翻訳物(納品物)は、案件によって「正解」が異なると感じます。

 たとえば、急ぎの会議までになんとか間に合わせてほしいという要望であれば、納期が最優先になりますし、限られたコストでなんとか押さえてほしいという場合は、コストが一番重視されます。一方、時間やコストをかけてでも品質にこだわりたい、かっこいい英語にしてほしいという場合は、とことん品質が追求されるでしょう。たとえ同じクライアントからの依頼であっても、その時々で納品物に求められるものは異なります。そのため私たち翻訳会社は、納品物がどのような場所で使用されるのか、クライアントがどんなものを望んでいるのかを、毎案件正確に理解しなければなりません。むしろ翻訳のプロとして、クライアントから言われたことだけでなく、よりニーズに沿った翻訳物を提供できるように提案まで行うところまでが、サービスに含まれると思っています。

 こうしてクライアントの要望を把握したら、次は納品物に要望が反映されるように翻訳者へ依頼する必要があります。コーディネーターとして日々感じていることは、その案件に携わるメンバー全員が同じ仕上がりイメージを共有していることがとても大切だということです。翻訳は、チームワークで成り立っています。各工程の作業自体は一人で行うことが多いですが、納品に至るまでには多くの人が介在している場合がほとんどです。誰か一人でもこのチームから外れてしまうと、正しく納品ができない可能性が生じてしまいます。

 「よい翻訳物」の明確な答えはないものの、クライアントへの適切なヒアリングと、関係者のチームワークなくして、よい翻訳物を生み出すことは不可能です!これからもコーディネーターとして、クライアントのニーズを正しく理解し、チーム全員の実力が最大限に発揮できる作業環境を整えていきたいと思います。

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